
届出忘れによるトラブルの例
今年の話ですが、ある知り合いの会社で長年勤務した事務の女性が退職を申し出てきたそうです。この会社は100人に近い規模でしたので、毎年4月に数名はずっと雇用してきました。
いざ、退職の段になり、雇用保険の喪失届を作成しようとしたところ、その方の届書が無いのです。つまり入社(10年以上前)の手続きを何かの拍子に忘れたまま、退職まで会社が気が付かなかったのです。入社の届出を退職の段に同時に行おうとしましたが雇用保険は2年以上は時効で遡ることができません。
結果、この方は退職の2年前に入社したとしか認められず、失業保険給付も120日分もらえたところを90日しかもらえないこととなってしまいました。当然ご本人は会社に損害の請求をおこない、会社もこれを認めて、16万円ほど支払うことになり、退職の運びとなりました。もちろん会社は10年以上、国にその方の保険料も支払っていたのに、その保険料ですら有効に活用できずに損をしてしまったわけです。
このようなお話からも、手続き、届出は迅速と正確が一番要求されると言えますね。また、それがトラブルの防止にも役立つのです。
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